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5マネージメントスキル

SEの気分のまま、経験だけでそのままPMにあろうとすると、いわゆる顧客のためにシステムインテクレーションを行うプロジェクトで、管理を徹底することを要求される場合は通用しないことがあります。

どのようなスキルが必要で、自分が開発するのとはどう違うのか簡単に触れる

実際のPM技術に関しては、それ専用のものの本(PMBOKとか)を参照してください。

――(ア)身に付けるべき基本的なスキル
――(イ)強い意志
――(ウ)原則論(決められたプロセスを実施する)
――(エ)コミュニケーション能力
――(オ)交渉力
――(カ)方針決定
――(キ)意思決定
――(ク)リスク管理
――(ケ)品質管理
――(コ)要員育成
――(サ)課題・問題管理
――(シ)レビュー
――(ス)必要な知識

について書きます
例によって時間があるときに書きますのでのんびりお待ちください

解:バグを隠しているのではないか

虚偽報告をされてしまったら「運が悪かった!」のでしょうか?

違います。これも発見できます。
昔の話で今ほど業界は経験を積んでいなかった時代であり、報告内容などが性善説に立ったものだったのです。まず、進捗が可もなく不可もなく理想通りに進んでいる段階で怪しいです。人が動いて作っているものですからそんな馬鹿なはずがないのです。必ず苦労したり失敗したり、残業がかさんだり進んだり遅れたりするのです。

  • 課題管理
  • 品質管理
  • モジュール単位進捗管理
  • WBSに基づく進捗管理
  • 工程完了審査
  • 抜き取りの現物確認
  • 中間検査

今であればこれらのことをすることでこのような事態は避けられます。
このような詳細な報告を受けている場合で虚偽報告をしようとした場合、かなり大変です、必ずぼろが出ます。

ぼろを発見する
課題がないということはありません。課題があるということはそれについて人が動いているはずでそのモジュールなり機能のところで、進捗が動くはずです。当然品質にも影響があるはずでそれらの関連性が合理的でないのであれば虚偽報告である可能性があります。早急に現物確認をします。
現物確認は疑っているからするのではなく、PMの責任として、成果物を自分のものとして内容等を把握するために絶対に必要ですから、怪しくなくても時々行うべきです。
進捗報告の粒度もある程度負担にならない程度に詳細にもらうべきです。自動的に集計が取れるものでも良いかもしれません。
テスト要員と開発要員を分けることも肝要です。

五感を駆使して、異常を発見して早めに手を打てるようにしましょう。

せっかくなので、戦略的ステップアップをしよう

★必要なスキルを身に着けて役割を奪い取れ!

この業界に入ってステップアップを夢見ている人も多いでしょう。私の場合は経験のないIT業界の派遣から中途採用され、マネージャーへなっていったわけですが、だれでもその可能性はあると思っています。

そのためには必要なスキルを身に着けて、役割を奪い取る気概が必要なのかもしれません。

ステップアップとしては、プログラマからのステップとしていきなり管理をするマネージャなることは困難です、私の経緯と同じように通常の段階としてはまずは

プログラマ→チームリーダー→サブシステムリーダー→プロジェクトマネージャ

という流れが一般的かと思います。
そしてその間に身に着けるべき知識・技術もあります。課題管理、品質管理、工程管理、見積もり、レビュー、要員育成、業務知識等の知識技術系の話。
本人の能力としてのマネージメントスキルとしては、強い意志、原則論、コミュニケーション能力、交渉力、意思決定力等などがあると私は考えています。

少しずつ一個一個語っていきます。
(順番はあれですが・・)

まずはチームリーダーになることとそこで身に着けるべき能力の話でしょうか。
いっぺんに管理部分をやっても意味がありません、それぞれの段階で身に付けなければならないことを身に付けて、確実な実力を獲得しましょう。