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要員の意識を管理する

①モチベーション維持

端的にやる気、のことですが、どのように要員のやる気を維持すればよいでしょうか?これは自分だったらどうするとやる気をなくすのかということを思い返してみてそうならないようにすればよいかもしれません。

人それぞれでしょうが私は、たとえば、「○○をやれ」といわれると、多少無理でもやってやろうじゃないかとおもって士気は上がります。逆に制約事項が多い場合、「あれはやるな」「これはやるな」、「こうするな」というネガティブな行動指示はがっくり来ます。

スーパー時代に一番嫌だったのは「残業するな」でしたが・・・法律上どうしようもないんですけどね・・・

動機づけ

要員のモチベーションの維持で一番利用するのは動機づけです。いやなことをさせる場合、それに関する別のミッションを与える方法です。

「○○PJの手伝いに行ってほしい」という場合、「このPJでは○○が起きているので、このように支援が必要になっている、その原因はここらへんにあると思っているが実のところどうであるか、どうすればそのようにPJがならないようにできるか学んできてほしい。」といって送り出したり。人事異動においても「この組織ではこのようなPJが立ち上がろうとしていて、こういう人材が足りなくなっているから、君を選定した、このPJはこういう性質があるからこのようなPJの場合の○○を学んでほしい」などといいます。

あるいは、状況を説明して自分が何をやらなければならないか全体の中のどの役割を果たすのかを説明して、納得して遂行してもらう方法があります。

「君にはこういう期待をしているのでこういう役割をしてほしい」「あの組織は何がいけないと思う?どうしたらいいと思う?フムフム、それを実践してみないか?」「いまこの分野の事業状況がこう、これからここは伸びると予想されているので、こういうアプローチで伸ばしていきたい、その役割を担ってくれないか」
など、いろいろ考えてみてください。

②モラールの維持

人によって意味は違うようにとらえるでしょうが、私はモラールをその会社・組織に対する満足度・忠誠心?をベースとした勤労意欲のことととらえています。短期的なモチベーションと違う意味で話します。

これには、組織上の仕組みが不可欠です。コンプライアンスをないがしろにする組織ではモラールが低くなることは避けられません。

③コンプライアンス意識の維持

永遠の課題とも言えますが、これらはそういう職場の雰囲気と考えるとよいと思います。つまり、個人の問題ではなく組織の問題です。
誰も最初から「不正をしよう」等とは思っていません。そのうえで不正をしたり、法令違反をするのはその組織の風潮が違法行為をせよ、と言っているからなのです。

コンプライアンスについては別章をたててじっくり語る必要がありますが、ここでは簡単に話します。

不正を語る上ではそれぞれ、心理が違うことを理解する必要があります。

個人の利益のための不正・組織のための不正
法令違反・内規違反・迷惑行為

などです。組織のための不正が一番厄介で、自分の利益のためにやっているわけではありませんから、自分を許しがちですし、組織も見逃しがちです。
管理職として一番注意すべきは、組織のための、法令違反・内規違反です。

普段から会社全体で、やりにくい雰囲気、しない雰囲気を作り出すことが重要で、間違いなく、管理層、経営層の責任であります。

個人の利益のための不正、迷惑行為などは誰が見ても悪いことですから、ある意味管理しやすいです。それこそ、教育、雰囲気作りが最も効果を発揮する分野です。