SAWAT:③議事録の展開とトラッキング

効果
ウオークスルーを実施することで、意外にたくさんの質問や、気が付かなかったこと、当たり前と思っているのは自分だけだったというようなことが発見できます。これらを議事メモに落とします。
ウオークスルー議事まとめ
議事メモは各テーマごとに作成し、課題事項、ユーザに対する制限事項、その他議事項目などに分類しながら作成します。

展開と実施
この議事メモは必ず展開をして対応を必ず書くようにします。
担当者をマネージャがいれ、その人に対応及びその具体的内容を入れてもらいます。ここでの具体的内容は、課題の内容に対する対処ではなく、課題自体を課題管理するとか何もしないとかというレベルの内容を管理します。そうしないとプロジェクトの課題管理表と二重管理になるからです。

課題管理に載ったら通常の課題管理に基づいて管理します。

最後に復習です。
このシステムウオークスルーで期待するアウトプットはPJによって様々と思いますが、以下の3点があげられます。
①課題管理表
②サービスレベル一覧(制限事項一覧)
③みんなの理解

あくまでもPJ推進の基本設計レビューと同じ位置づけで、システムのアーキテクチャー上の問題点・課題をあぶりだすのが目的で、洗い出せたら通常の課題管理やPJ推進設計工程に引き継いで実施していきます。

当事者意識をもってシステム全体がどう動くかをみんなでシミュレートすることが重要です。

これらはITアーキテクトが本来行っている手順の一部ですが、誰にでもできるように一般化してその人がいなくても一定のことができるようにすることが必要です。

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