SAWAT:②ウオークスルーの実施

まずは、ウオークスルー観点を入力として進め方一覧を作ります。

進め方一覧

ウオークスルーの内容と用意するツール、進め方では導入説明者を明示して何を議論に先立って説明してもらうかを明示します。

当日、ウオークスルーはすべてのサブシステムのリーダクラスに集まってもらいます。そのサブシステムの中身を説明してもらう必要があるため、中身が分かっている人が必須です。

司会はシステムの統括責任者が行うのが最適です。実際にウオークスルーを行っている中で指示をしたり、判断をすることが必要だったり、横断的な観点で話す必要があるからです。

1)テーマに沿ってまずは導入説明を行います。
導入説明はウオークスルーの最初10分くらいで軽く行います。本当に概略を説明するだけにしておきます。

ツールはシステム構成図を用いることが多く、なぜならデータの流れを見るのに最適な図であり使うと話がしやすいからです。

2)導入説明が終わったら、今後は観点をベースに、
○業務運用が考慮されているか(月次イベント・年次イベント)
○実際使う人が利用可能か(運用可能か)
○運用時間帯を考慮したつくりになっているか(制限事項は抜き出す)
○データの流れはどうなるか(無理なデータの流れになっていないか)
○必要なときに必要なデータが利用可能な状態で存在しているか
○技術的な無理はしていないか実際に業務を動かしてみたらどうなるか
など、そのシステムで懸念されている観点や運用観点でシステムとして動くかを実際に机上シミュレーションします。

システムの動きを机上シミュレーション
このとき、関連するサブシステムの人に質問をしながら心配事は無いか、分からないところは無いか、質問は無いかを聞きながら進めます。
その場で議論したり、課題の解決指示をすることもあります。
みんなが当事者意識を持ってシステムのイメージを持ってシミュレーションしていくのがコツです。

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