(ロ)機能分割による見積もり

この機能だったらこのくらいという勘です。経験がものをいう見積もり方法ですから、このお客様でこのような開発をしたことがあって十分な経験があり、信用できる人がすべきです。お客様を経験したことが無かったりこのようなシステムを開発したことがなければ、求められる内容が違ったり、余計なことをさせられたり、いつもはこれでよかったはずだったり、うまく実現できなかったり、必要な機能が基盤になかったりして、見積もりが大きくぶれることになります。

正直言うと、個人的には、何を作るか正確にわかっており、このお客様でこのような開発をしたことがある信用できる人がいるならばもっとも正確な見積もりであろうと思っています。

実態はベテランによる勘です

これはチームリーダのときに絶対にできるようになってください。将来、PMになった時に見積もり妥当性を見極めるスキルにつながります。

この勘を経験により養うことは非常に重要です。偉くなればなるほど、大きな、あるいはたくさんの広い範囲を見る必要が出てきますので細かく見る時間はなくなります。
この時重要なのが勘です。勘は ヤマ勘ではなく、経験(統計)に基づくレベル意識です。「このような案件のこのような要件であればこのくらいだろう。」という感覚です。何度も書きますが、この段階でこれを養うべく、経験を積んで絶対に何となくわかるようになっておいてください。