どんな組織を想定しているか

組織の規模としては比較的大きなもの、マネージャーレベルで年間一桁億円、部門で数十億円、事業部門で数百億円程度の組織を想定しています。

いろいろな「あるある」的な話は小規模ではあてはまらない物もあるかもしれません。

想定する組織構造としては単純化しますが、ピラミッド型で構造は、プログラマ、チームリーダ、サブシステムリーダ、などのローアーマネージメント、プロジェクトマネージャ、部長・部門長などのミドルマネージメント、事業部幹部・役員・社長などのトップマネージメントがあるピラミッド構造の前提ではなします。

プロジェクト全体を管理したりする課長レベルの職級(職位)をここでは課長、役割(役職)をプロジェクトマネージャと表現します。課長の職級を上でまとめるのが部長、ある区切られた範囲の課をまとめるのが部門長という役割として話します。部門を束ねて、事業責任を負うのが事業長・経営層と表現します。

組織によっては職級(職位)は第何等級という風に細かい数字(十数等級ある場合もある)で表現されることもあります。これらは給与レンジと密接で役割にかかわらない位を表現します(単純に給与等級を表すために職級がある組織もあります)。


★図、ピラミッド図 プログラマ、チームリーダ、サブシステムリーダ、プロジェクトマネージャ

各役割の想定定義については、本文の中で触れていきますのでそちらを参照ください。

ご自身の組織に合わせて本書の役割を何と呼ぶかで読み替えてください。きっと思い当たる節や、こんなことあるあると思っていただけることと思います。