自己紹介

複数のいろんな特徴のあるプロジェクトを経験してきました。おもに中央官庁の大型案件ですが。時にはプロジェクトマネージャ昇格試験の指導等をすることもあります。そこで思うことを書いているわけですが、どういう流れでIT業界に入ってやってきたかをかいつまんで書きます。

大学はさる農業大学の農学部です。IT無関係です。
30年程前、大学時代は、事務をやる部活(生徒会みたいなもの)の中で当時手書き、タイプライタを使っていた事務を、出始めのパーソナルコンピュータを導入して簡単なプログラムを作成し、各種請求書や文書を作れるようにしたりしました。(当時はソフトがないので自分で作るしかなかった)そうなると就職もIT系じゃないかと思うでしょうが、避けました。

なぜ、IT業界を避けたかと申しますと、学生時代のマシン語でのプログラミング経験から、デバッグのつらさを知っていたからです。バグがどうやっても入り込むのです。1処理に1つ入り込む勢いで、アセンブラではなくマシン語ですからバグを直して行数が変わると相対ジャンプの位置が変わってバグになったり、分割してデバッグするためにデバッグ用のコードを書いたりと結構大変でした。また、バグはなかなかなくならないのです。一通り動いても違う何かあったら動かなくなって、バグ取りをして、を繰り返すのです。
永遠に終わらない作業です。私の繊細(?)な神経は耐えられないと思いリテイル業(総合小売事業:商人)へ就職しました。

労働集約型である商人の仕事は過酷です、立ち仕事ですから居眠りもできません。毎日の仕事ですからまとめてやることのできず、ちょっと大変でした。
資格を取ろうと頑張ったのですが金がなくなり、当時はやりだした派遣でもやるか、とおもったのです。ところが派遣会社から、大手電機メーカーITサービス部門の下請けの会社に派遣されてしまいました。仕事で開発をやったことはありません。
ここもまた忙しく、同じように寝る暇もなかったですが、商人時代に比べたら座って仕事できますし、泊まり込みはできますし、まだ楽なほうで10年弱くらい一生懸命やる中で元受の目に留まって大手電機メーカーに就職。中途採用で管理職採用されてマネージャになり、さらに昇進しました。今は第一線のプロジェクトマネージメントからは外れています。

皆さんにも、たとえば今はITではないけれども、ITに興味があり、そこで活躍したいと思うならば、私の経験をもとに、どうすればいいかなどを感じてもらえて、勇気を持っていただけたらいいなと思っています。

技術では負けない人のためのたたき上げPM技術論

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